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2011年4月12日火曜日

必ずつくりたい。人の命を大切にする国を。人権が守られる世界を。

津波で流される家々の映像を見て目を疑った。
これが本当の現実なのか。
涙がでた。
被災者の苦しみを思い涙がでた。
自分は人の悲しみをみてこれほど率直に涙がでる人間であったのか。
自分でも驚いた。


助けようという行動は素早く、広く起こった。
日本だけではなく外国からも。
昔、自己責任と言う言葉が闊歩していた日本で今、「絆」と言う言葉が合言葉になった。
「領土問題」や「捕鯨問題」で反目していた国々が援助の手を差し伸べてくれた。
これが人間の本性に違いない。
これを信頼したい。

私は思う。
必ず変えなくてはならない。
国民の命とくらしを守る国に。


でも阪神大震災の時もそう思ったのを覚えている。
倒壊した高速道路を前にして、これからは効率や目先の快適さを追い求めるのではなく、人間の尊厳や人類の未来を見据えた社会になるだろうと。


しかしそうはなっていない。
東日本大震災の死者・行方不明者は3万人を超えると言われるが、日本は10年以上にわたり毎年3万人が自殺する国である。
毎日4万人が餓死する地球である。


こんどこそ被災者と日本と世界の現実から目を反らさずに生きていきたい。

必ずつくりたい。
人の命を大切にする国を。
人権が守られる世界を。


道は簡単ではない。
でも必ずできる。
これだけの連帯と支援の活動ができる我々だから。